「結婚式やパーティで、背中の開いたきれいなドレスを着たい」
「夏は水着を楽しみたい」
そんな気持ちを一気にトーンダウンさせるのが、背中ニキビです。
普段目が届かないだけに、いざという時に気づくとブルーになってしまいます。
背中ニキビを効果的に治す方法をご紹介します。
■背中ニキビの原因ごとの対処法
背中ニキビにはさまざまな原因があります。
まずはそれらを踏まえた上で、生活習慣を改善することで背中ニキビが
治って行くでしょう。
1.背中にかく寝汗
人は、睡眠中、300mlもの寝汗をかくといわれています。
特に仰向けで寝る人が多いため、背中にもっとも汗をかきやすく、
背中ニキビの一因となっています。
パジャマや、インナーを吸収性の良いものに変えるだけでも
汗による肌へのダメージをかなり減らすことができます。
2.日焼けも原因の一つ
夏場は、背中のあいた服を着る機会が多くなります。
手が届きにくいだけに、しっかりUVカットをできていない人が多いです。
紫外線はニキビの大敵ですので、日焼け止めを人に塗ってもらうなどして
ケアをしましょう。
また背中が出ていなくても、薄着の場合は衣服を通して紫外線を浴びます。
できればUVカット加工のしてあるシャツなどを着るのがおすすめです。
色としては、黒がもっとも紫外線を通しにくいといわれています。
3.化学物質(洗濯洗剤・柔軟剤・シャンプー)が原因
洗濯洗剤や柔軟剤の刺激が強いと、敏感肌の人は衣服を通して
背中に影響が出ることもあります。
シャンプーを洗い流した後、背中にすすぎ残しがあると
人によっては背中ニキビの 原因になり得ますので、
低刺激の洗剤などに変えてみましょう。
また入浴時はシャンプーをした後で体を洗うようにすると、
すすぎ残しを防ぐことができます。
その他、糖分や脂分の多い食生活や、精神的ストレスも大敵です。
規則正しい生活を送り、ビタミンをたっぷり摂取できる食事をとりましょう。
背中ニキビの原因と対策
ニキビは、毛穴の中に皮脂が詰まり、
アクネ菌というものが繁殖し、皮膚が炎症反応を
起こしてしまった状態を指す皮膚の病気の一つです。
毛穴には、アクネ菌が必ずいます。
ですから誰にでもニキビの出来る可能性があるわけですが、
ニキビのよくできる人、できない人の一番の違いは
皮脂の分泌量や、毛穴が詰まり、アクネ菌を無駄に毛穴の中で
繁殖させてしまっているか、いないかの違いであると言えます。
背中ニキビはなぜできてしまうかというと…
背中は手が届きにくく見えない部位のため、
お風呂で洗いにくく、また、一日を通して衣服に覆われている部位です。
汗をかいた場合に、不衛生な状況になりやすいなどの理由で、
毛穴が詰まりやすい部位でもあり、ニキビが出来てしまう人も多いのです。
仮にできてしまっても、背中や、胸、首の周りは
アクネ菌の絶対数が少ないため、一般的に背中ニキビは
治りやすいと言われています。
背中ニキビの跡は、皮膚陥没のニキビ跡は少なく、
シミのような色素沈着型のニキビ跡が出来やすいとされています。
陥没してしまったニキビ跡は回復するのに時間がかかりますが、
シミのような色素沈着型ニキビ跡は、28日周期とされる
皮膚の生まれ変わりのターンオーバーを活性化させ、
表皮細胞の入れ替わりを促すことによって多少、時間は掛かりますが完治可能です。
背中ニキビの治療に最も有効だといわれているのがピーリングです。
ピーリングとは、酸を使って皮膚の表面の古くなった角質を溶かし、
取り除くことによって細胞分裂を活性化し、
ターンオーバーを促進させる働きがある、治癒方法です。